伊東屋ROMEO No.3。
パッと見ただけでも十分に魅力のある美しいボールペンです。
ただこのボールペン、見ための美しさだけではないんです。
もっと知ることでさらに所有欲を満たしてくれる逸品。
ぜひ手にとってみていただきたく記事にしようと思いました。
伊東屋ROMEO No.3とは?
タイトルを見てわかる通り、伊東屋ROMEOはボールペンですが、初代ROMEOは万年筆でした。
大正3年の話なので歴史的には結構昔からあるモデルです。
それから伊東屋100周年の際にROMEO No2(万年筆)が発売。
さらに5年後の2009年。
ビジネスシーンにおいて相応しいモデルとしてボールペンで生まれ変わったROMEO No.3が誕生しました。
見ための美しさ
写真の撮り方が下手で申し訳ありませんが、高級感がある中で最も目をひくのが「凹凸のないシンプルさ」です。
これほどシンプルなのに高級感を感じられるのは適度な金属部分の配置とボディのマーブル模様があってこそ。
凹凸がないので手にとったときに馴染みやすく不快感がまったくありません。
ボールペンの真ん中の金属部分へはROMEOの「R」の文字とNo.3の印字が施されています。
ブランド名について個人的な意見を述べさせていただきます。
無名のボールペンを使っているようにも見られたくないし、かといって自己主張が強いのも嫌味だったりしますよね(笑)。
このボールペンの主張感はちょうどいいんです。
このうっすら印字されている雰囲気がちょうどいい。
またこの部分の金属部分がこのボールペンの重心になるとのことで実際筆記するとわかるのですが、ちょうど金属部分が人差し指と親指の間に乗り、ボールペン全体の重みが分散される仕組みになっています。
つまり、長時間の筆記でも疲れません。
こだわってますね~。
大人ゴコロくすぐる細部へのコダワリ
個人的に一番好きなこだわりポイントがこの、ペン先を繰り出すときに回す天冠(てんかん)部分。
時計の時刻を調整する際に回す竜頭(リューズ)をモチーフにしているんです。
これは男としてはココロ打たれますよね。
ペンも時計も、出来る大人の男ならこだわりたいアイテムの一つですから。
肝心かなめの書きやすさは?
文字の太さはオールマイティーな細すぎず太すぎずといった感じです。
もちろん芯を変えれば雰囲気は変えられます。
ただ、おすすめは初めから搭載されている純正の芯。
黒の文字がくっきりはっきりしており、とっても滑らかです。
まるで水性ボールペンを使っているかのような書き心地。
ゲルインクを使用しているとのことで、全く筆圧を必要としません。
なのにこのくっきり感はクセになりますよ。
デザインいろいろ好みに合わせて
所有しているROMEO No.3は細軸モデルのマーブル(イタリアングレー)です。
他にもレッドやブルーといったマーブル模様から選ぶことができますが、このマーブル模様、同じ模様がこの世に一つとしてありません。
色だけではなく、模様の出来具合から選ぶ楽しみもありコダワリだしたらどんどん沼にはまります。
逆に手に入れたときは愛着もって使っていけると思います。
マーブル以外にもレザーやメタリックなど様々な素材のデザインが発売されています。
現在ではいくつかの種類は手に入りにくい状態になっています。
細軸、太軸に関しては「手へのなじみやすさ」で選べるようになっていますので、実際手にとって購入を決断するのが良いと思います。
決して安い買い物ではないですから。
また、某フリマサイトでは細軸、太軸の区別さえわかっていない販売者もいますから注意しましょう。
画像だけではなかなか判断できません。
まとめ
ビジネスシーンでも派手すぎない飽きのこないデザイン。
重心バランスが考え抜かれた機能性。
ちょっと頑張れば手に入れられる価格。
なんといっても時計のリューズをモチーフにしたおしゃれなセンス。
ROMEOのボールペンはデザインと機能性、コダワリが秀逸で大人ゴコロくすぐる一本だということが伝われば幸いです。